FP試験のあれこれ~FP1級実技試験の流れ
こんにちは、Dunkerqueです。
もう一年の半分が過ぎました。早いものです。
今回は、FP1級実技試験の流れについてです。
(2021年9月と2022年2月試験を参考にしています)
特に、どの段階で何をするのかを大まかに把握して下さい。
~目次~
1.構成、様式
2.集合~面接開始
3.面接その1
4.待機
5.面接その2
6.その後
7.まとめ
1.構成・様式
きんざいのFP1級実技試験は受験者1名対試験官2名の面接形式です。
といっても、実際に質疑応答する試験官は1名で、もう一人は採点をしているようです。
試験は、面接試験を2回。
PartⅠは事業承継問題、PartⅡは不動産問題が出題されます。

2.集合~試験開始
集合時間は10時ごろの場合と、13時ごろの場合がありますが、
「遅刻厳禁」なので要注意です。1分でも集合時間に遅れた場合は受験できません。
試験会場と日時はあらかじめ指定されます。
私の場合、乗った電車が途中で止まってしまい、振替路線もない駅でしばらく立ち往生しました。
早出が功を奏して30分前には到着しましたが、
試験に集中するためにも、時間には余裕を持ちましょう。
また、地方の方は前泊の必要も出てきますので、そちらも含めた準備が必要になります。
高い受験料を考えると、一度で合格できるように万全の準備で臨みたいですね。
受付を済ませてると大きな会議室でガイダンスを受けます。席は指定されています。
その後、10人程のグループに分かれて別の控室に移動します。
ここからは、スマホ等の電子機器は、解散まで使用禁止ですが、
参考書・ノート・ペン等は最後まで使用可能です。
トイレなどの出入りもできますのでご安心を・・・。
また、約半日間私語厳禁なので、話さずにはいられない性格の人は、覚悟が必要です。
半分の人はPartⅠから、残りの人はPartⅡから試験を受けることになります。
3.面接その1
いよいよ面接試験です。
自分の順番がくると、監督者に名前を呼ばれ、控室の片隅にある席に移動して問題が手渡されます。
読み込む時間15分。長いような短いような時間です。
・ペン(蛍光ペンも)使用可能(本数制限・色制限なし。問題用紙が色付きの場合があります。)
・メモ可能
・電卓使用可能
です。
私は知人からもらった湯島天神の鉛筆まで持っていきました。
想定外の設例かもしれませんが、
大事なことは「落ち着く」。やるべきことをやっておきましょう。
・設例に関連しての知識
・質問が予定される計算
・定例の質問(FPの職業倫理等)に対する答え。
といったところをメモして置いたり、ポイントになりそうなところをマーキングしたり、
有効に使いましょう。
15分経つと、監督官に呼ばれ、試験室へ移動します。
大事なことは、やっぱり「落ち着く」。
ドアをノックして試験室へ入ります。
元気よく挨拶をして、手指消毒をしたら試験開始です。
面接はほぼ問題用紙に記載されている設問に従って進められます。
たとえ間違っていたりしていても大丈夫、
試験官が一生懸命正解に誘導してくれます。

4.待機
一回目の面接を終えると、いったん待機室へ戻ります。
ここから、1時間程度順番待ち+15分の問題読みこみ+12分の面接、と、
もう90分間緊張が続きます。
ここでいったん気持ちをリセットして、2回目の試験に備えましょう。
5.面接その2~わたしの失敗
もう一つの問題についても、順番に回って来ます。同じ流れで進行しますが、
試験官はPartⅠ、PartⅡそれぞれ別の分野の専門家が担当しますので、雰囲気が若干違います。
ちなみに、SNS等で、温厚な試験官と圧迫な試験官がいるとよく言われていますが、
私はあまり気になりませんでした。
ここでは、私の失敗談を書いておきます。
1回目の緊張感から解放され、待機時間でリラックスしすぎた私は
集中力をかなり失ってしまいました。
その結果、PartⅡの問題文の多さに圧倒され、集中力が切れてしまったのです。
集中力が切れると、自分でも信じられないくらい何もできず、
「相談者にする質問事項」を2項目しか挙げられない(!)という事態になってしまいました。
試験官に「いや、ちょっと・・・」と言われつつ、
「銀行員なんですから、聞きたいことあるんじゃないですか?」とサポートされて、
なんとか乗り切りました(試験官は受験生の味方でした!。)。
6.その後
お疲れ様でした。二回の面接を終えれば試験は終了です。
私の経験上、午前試験の人全員終わってから一斉解散、午後試験の人は終わった人から解散です。
試験の後に予定がある人は気を付けましょう。
7.まとめ
・FP1級実技試験は2回の面接試験です。
・遅刻厳禁。
・集合後の流れを把握して、やるべきことをやりましょう。
・二回の面接試験のために集中しましょう。
・試験官は味方です。
以上、次回は面接対策についてです。
(9月受験には間に合うようにします!)